4739人が本棚に入れています
本棚に追加
/1534ページ
「お誘いって、うちの先祖に新撰組絡みはないっての。新撰組からのお誘いなら飛び付くけどね」
「あの時代なら嘉月はお役立ち確定!だね」
「…その自信ならあるねぇ」
茶化す美咲に私はにやりと笑って見せた。
「誘って来たのは土方でも沖田でもないオジサンだけどね?」
うぷぷっと笑う美咲に軽く蹴りを入れた瞬間、ひとつの名前が頭に浮かんだ。
幕末、新撰組、扇子(鉄扇?)……
新撰組筆頭局長、芹沢鴨
まさか……ねぇ?
最初のコメントを投稿しよう!