序 章

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「お誘いって、うちの先祖に新撰組絡みはないっての。新撰組からのお誘いなら飛び付くけどね」 「あの時代なら嘉月はお役立ち確定!だね」 「…その自信ならあるねぇ」 茶化す美咲に私はにやりと笑って見せた。 「誘って来たのは土方でも沖田でもないオジサンだけどね?」 うぷぷっと笑う美咲に軽く蹴りを入れた瞬間、ひとつの名前が頭に浮かんだ。 幕末、新撰組、扇子(鉄扇?)…… 新撰組筆頭局長、芹沢鴨 まさか……ねぇ?
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