4739人が本棚に入れています
本棚に追加
/1534ページ
「美咲?今から出れる?」
部屋に戻り、美咲にも伝えるべく呼び出しの電話を掛けた。
一言、二言言葉を交わし電話を切ると『行ってきます!』と声を掛けて家を出て待ち合わせ場所へと足を向けた。
待ち合わせ場所に着くと、先に着いていた美咲が立ち上がり手を振ってきた。
「夜にごめん!」
「平気…昼間の続き、でしょ?あれが『道』?」
ちらり…と頭上に伸びた淡い光を二人で仰ぎ見る。
「…たぶん。睦月ちゃんには言ってあるから、美咲、見届けて伝えてくれないかな?」
「………は?」
「…………え?」
最初のコメントを投稿しよう!