ブレードランナー

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ブレードランナーを見た人はここから先を読んでほしい。 まず、普通の人間が人間を遥かに凌駕するアンドロイドをそうそう始末出来るものではない。主人公のデッカードは確かに弱いが、結果アンドロイドの殲滅を成功させる。 普通の人間では無理である。 そして、転寝のシーンでユニコーンの夢を見る。折り紙好きのガフさんがデッカードの家の前で作った折り紙もユニコーンであった。つまり警察であるガフはデッカードがアンドロイドであることを知っていたことを意味する。 プリスとの戦い。プリスはデッカードを殺せたのに、殺さず、一度技を解き、再度同じ技を繰り出し、デッカードに撃たれ、死んでいった。 そして、ロイとの最終バトル。ロイもいつでも殺せたのに最後まで殺さず、恐怖を与えるだけ与え、最後はデッカードを助け、名言を吐いて死んでいった。 前たち人間には信じられない光景を俺は見てきた オリオン座の近くで燃えた戦闘艦や・・・ タイホイザー・ゲートのオーロラ そういう思いでもやがて消える 時がくればー 涙のように 雨のように・・・ その時がきた そして死んでいく。寿命で。 ロイは生みの親のエルドン・タイレルを殺した。ロイがもっと生きることを望んだが、タイレルが無理だといい、短い炎の方が美しく燃える。最後まで人生を楽しめ等とロイからすればいらっとくる答えが返ってきたからであろう。 ここからは私の考えだが、ロイはこの時、タイレル社の社長の部屋にいたのだから色々な秘密を知ったと思われる。そう、デッカードがアンドロイドであること。人間と思い込み、アンドロイドを狩っていることを。 これでロイとプリスはデッカードに殺されることを望んだのかも知れない。 もうひとつ、ガフについてだが、ガフはきっと全部事が終わったらデッカードを最後に殺す命令を受けていたのか、もしくはただ単に見張りを命令されたのかわからないが、 アンドロイドのレイチェルの逃亡を見逃したのは事実である。アンドロイドに同情したのか、そういう命令だったのかわからないが、ガフはアンドロイドに自由を与えた。しかし、別のブレードランナーが命を狙うのであろうが・・・そのブレードランナーの2番手にガフがつくのかも知れないが。。。
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