コピーとスパイ

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坂井の素顔が見れたようで、少し嬉しくなった。 「ふふ。いいじゃない。今から頑張れば。 それに、今の。悪くないと思うわよ? 脱がしたいって思うなら、それだけ女性の体をセクシーに飾れる下着なんじゃない?」 「セクシーに飾る?」 「そ。だって、男ってどうなの? すんっごいエロい下着を売場で見たって、それだけじゃムラムラしないでしょ?」 「ムラムラって。凄い事言いますね」 ビールジョッキをがっしりと握ったまま坂井が笑う。 「だけどそうでしょ?」 「確かにね」 「女性が下着をつけてこそ、そのエロさは発揮されるのよ、きっと! 今はクリスマスに合わせて赤い色で挑戦してるけど、他のカラーの下着もやってみたいわね。 今のが通ったら、またセクシー路線で考えてみない?」
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