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「バラされたくないでしょ?
好きな人に自分は女だって。」
健人はにたっと笑う
「それに、君みたいな偽物より
僕みたいな本物の男の方が詩織ちゃんを幸せに出来るよ」
その瞬間
瀬戸の中で何かが切れた
瀬戸は勢いよく健人の胸倉を掴むと
思い切り叫んだ
「てめぇがそんな脅ししなくたって協力してやるよ!!!!!!
勘違いすんな。俺は別にあいつのことなんか好きじゃねぇ!!!」
「そう。じゃあよろしくね?」
健人は冷静にそう言うと
胸倉にある瀬戸の手を自分から離し
去っていった
その瞬間
瀬戸は腰が抜けたようにその場に座り込んだ
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