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──昼休みの学校
詩織は今日も美沙とお弁当を食べていた
「やっぱりさぁ…ちょっとくらい妬かせた方がいいのかなぁ?」
たこさんウィンナーを口に運びながら
不安そうに美沙は言った。
美沙には1つ上の彼氏がいる
しかしその彼が最近冷たいというのだ
「妬かせるってなに?それ冷たいのと関係あんの?」
恋愛に疎い詩織は
やはりぽかーんな顔である
「ばっっかねぇ詩織!」
「おい!!今馬鹿という単語に精一杯の気持ち込めただろ!?この野郎!」
「込めたけどさぁ…妬かせるって結構効くんだよ?」
──あっさり認めやがった
「そうなの?」
──でもこれ以上突っ込まない
だって続きが気になるもの。
「当たり前よ!安心感を与えるから調子乗るの!妬かせないと気付かない気持ちもあるのよ!」
「妬かせる…ねぇ」
うーん
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