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またお陽さまが昇る。
クスノキは今日も優しい。ボク、クスノキが大好き。
大好きだ、って思ったら、ちょっと不安になった。
クスノキは、ボクのことを好きかな。
「大好き、大好き、大好き」
大声で何度も歌うと、クスノキが困った顔をする。
何だか悲しそうな顔をする。
「大好き、大好き、大好き」
「ねえ、照れるから控え目にしてくれないかしら」
「だって、気持ちが湧き出て止まらないんだ」
クスノキに笑って欲しくて、ボクは心を込めて歌い続けた。
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