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読んで下さった皆さま、ありがとうございます。
この短編は、現在開催中の佐多亨さん主催イベント
『愛すべき愚か者3』
10~15ページ短編部門への参加作品として書いたものです。
原題は『蝉と。樹と。空と。』
今回、この朗読イベント用にページを編集し、改めて『せみと。きと。そらと。』として別投稿させていただきました。
大人向けのつもりで書き始めたのですが、何となくの全体像が見えてきたところで、
子守唄のように、夢の中で呟くように語られる、そんなお話にしたくなって、読み聞かせを意識して書き直したものです。
結果、初めて書いた童話となりました。
夏は日本人にとって、一番『生きる』ということを考える季節ではないでしょうか。
幸い戦禍はここ70年近く免れていますが、自然災害は後を絶たない日本。
『生きるとは』、なんて大上段に振りかぶる気はないのですが、それでも、
曲がりなりにも人間を50年やってきますと、老い先短くなって初めて、たくさんのことに気づかせてもらいます。
歳を取るのもなかなか楽しいものですよ(笑)
子供への読み聞かせを意識はしましたが、内容は正直、子供向けだとは思っていません。
50歳のオバちゃんが、これから生きていく自分を癒すために書いた物語です(笑)
『歳を取ると子供に帰る』っていうのは本当のことで、
そしてそれは幸せなことだな。
そういう思いで書きましたから、お若いかたには切なさのほうが強く残ってしまうかもしれません。
書き終えた今、私はほんのり幸せです。
私の自己満足で終わらずに、少しでも皆さまと幸せを共有できたのならば、嬉しいです。
皆さまが、素敵な作品と出会えることを祈ります。
そして私とも、またどこかで出会っていただけるといいな。
20130821執筆終了
20130916編集
感謝を込めて。
かず。
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