遠き日常

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「トレーラーには専属のドライバーを下級戦闘員からつける。 空からも監視の目を張り巡らせているが、俺達は車もしくはバイクでそれぞれのトレーラーの護衛にあたる。 自分の担当するトレーラーを守れ。 敵勢力は確認次第、潰せ」 リベリオンの言葉に全員の目つきが変わる。 今、この街のどの組織も膠着状態にあるが、交戦する可能性はどことでもある。 「この基地の戦力を削りたくはないが、少数のトレーラーでのピストン輸送では時間がかかる。 護衛しなければいけないものが多いせいで面倒だが、頼むぞ。 担当のトレーラーについてはそれぞれの携帯端末に入れてある。 確認後、最終準備にかかれ」 リベリオンの指示を受け、全員がゆっくりとではあるが、動き出す。
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