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早く答えろというように茅刈先生に目を向け、合わせる。
暫くその状態が続く…
「何?もしかして俺に惚れちゃった?」
「ありえませんね」
最高の笑顔で即答してやった。
自意識過剰なんじゃないかと思ってしまってすみません。
「ぃやぁね、面白い子だなと思って。しかも瑞之くんが苦手意識を持つ子なんてそういないから」
「そうでしょうか?」
「出会って直ぐこいつ嫌いだなっていうの無いでしょ?」
「えぇ…」
人は見た目だけや第一印象だけで判断をしてはなら無いと親からよく言えれていた。
その為、一目見ただけや、少し話したくらいでは、全くと言って良い程なく相手の好感度は変わらないのだ。
「先生も一度…会ってみます?」
「遠慮させて頂こうか」
おや、面白かったんじゃないのかな?
「転校生くんよりも瑞之くんの方が好きだからね。それに瑞之くんが言うことそのままだとしたら、絶対に会いたくないね」
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