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保健室前から歩いて約5分… 「相変わらず大きな扉だね」 僕達の前にある食堂の扉は大きく、輝いていた。 校舎もだけど、ここまでする必要なるのかな? 別に不便ってわけではないのだけれど、流石にやり過ぎかな…… 「ここまでする必要あんのか?」 「あるよ!」 「どうして?」 「王道だから!」 そんな笑顔で言われても分かんないよ。てか理由にもなってないよ。気持ち悪いよ。 「開けるから耳塞いでね~」 カズは耳に耳栓を入れて扉に手をかけた。 僕達は両手で耳を塞ぐ。 「いいよ」 「OK」 声は聞こえないので目で合図する。 「せぇの!」 カズが両手で食堂の扉を開けた。 「「「「「「「キャァァァアアアアァァアアアッ!!」」」」」」」 「「「「「「「ウォォォォオオオオォォオオオッ!!」」」」」」」 あれ、僕耳塞いでたよね? おかしいな……とても耳が痛いよ。
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