2人が本棚に入れています
本棚に追加
「……オレ様…」
ピロリロリン!
「?」
突然、虎太郎のポケマーが鳴った。内容は、鬼を倒した証のマークが手に入ったのだ。
「やった、イベント成功だよ」
「…あ、あぁ、良かったな」
「わぁぁぁあ、また…また鬼が出たぞ!!!」
奥の森から、数人のプレイヤーが走ってくる。鬼はまだ要るようで、イベントは続行された。
「……あれぇ~、なんで金棒出ないのぉ?」
虎太郎たちの前に現れたのは、結束を外して長い爪をちらつかせながら現れたトゥルースだった。
手には、カードが摘ままれていた。
「アイツ!!」
「……アイツ、カードを持ってるのか」
「……」
「あれ…、なにかよう?」
トゥルースは、目の前に現れた中学生ほどのプレイヤーとドールを見て首を傾げた。
「……勝負だ」
「……ばとる?」
「お前の純金の金棒を頂きにきた!」
「……」
「行け、ローズ!!」
プレイヤーのドールが、トゥルースに向かって走り出した。手元には鎌が装着されており、背中には黒い羽が付いている。
最初のコメントを投稿しよう!