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 衝撃のあまりに、声を失っている横で、聴き止めたムーニーとラクシャサが、会話の中に混じった。 「三十六とは、若いな」 「その若さでマスターって、君凄いね」 「いえいえ。ただ運に恵まれただけですよ。先輩達はおいくつなんですか?」  と、尋ねると、最初にムーニーが答えて。 「八十五だ」 「五十一だよ」 「っ!!??」  次にラクシャサが答えて、それにユウが反応した。  ラウルも若干驚きはしたが、耐性がついたお陰で、さらっと流した。 「そうなんですか!全然見えませんね!」 「まあ、私と兄者は特別だからな」 「僕ら『三闘士』もね」 「異常だろ・・・」  辛うじて突っ込みを入れたユウに、ラウルはその顔を一瞥して。  悪戯が成功したような嬉しさが込み上がってきて、自然と笑みを零した。
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