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恋する意味
~第一章 嬉しい数だけの涙~
1話 青山花梨
(くしゃくしゃ)
髪の毛を後ろからくしゃくしゃされる。
「おっは~。ってお前髪の毛ボッサボサやんっ寝癖ぐらいちゃんとなおしてこいよ~」
「はぁ?祐也がくしゃくしゃにしたんでしょ!」
「なんのことだい?花梨さん。笑」
「とぼけんなぁ~怒」
「うわっヤベっ逃げよ」
「おいっ待て!」
といって、今から授業始まるまでは追いかけっこが続く
これが小5、青山花梨 (あおやま かりん) 一応女の毎日。
口も悪けりゃ、乱暴で雑。黙ってれば可愛いのにってよくゆわれる。
ほんでもって追いかけっこの相手の桜井 祐也 (さくらい ゆうや)は、クラスで仲良くしてるん哀川 萌乃(あいかわ もえの)の彼氏さん。
3年の時から付き合ってるらしいけど、全くしゃべらない。
お互い恥ずかしいみたいです。
「ヘッヘーン捕まえたぁ~」
「ふーん。馬鹿やなぁ花梨はぁ。笑」
「へっ何が?」
「後ろ見たら?」
「うわっ!萌乃と美咲」
「ばーか。笑みんなありがとう」
「もぅ~ダメでしょ!花梨ちゃぁーん廊下走っちゃ。ぶつかったらどうすんの?」
「はぁ~い」
「美咲のゆうとうりだよ~花梨は無茶が多いっ」
「へへへっごめんごめん萌乃」
「まぁとりあえず教室もどりましょ~う」
「だねっチャイムなる」
あたしの人生はいたって普通。
恋愛もろくにしたことないただのバカです
それが、この裕也のせいで
私の普通な人生が変わっていくなんて
思ってもみなかった。
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