~1章~ ただの日常風景にしても、オレの苦労が多すぎる

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~ルアン区街・関所~ アルデン区街内を走る『さぶへい』に乗る事数十分、関所に辿り着いた。 …別に三兵衛さんに乗ったワケじゃないと注記しておく。(想像したら…うん、ヤヴァイ) 時速300キロ程度で走行する電車的移動機関の名称だ。 ついでに他の乗り物も少し紹介しておこう。 VIP専用護送自動車『理不尽』 円盤型浮遊娯楽遊具『ウホッ☆』 個人用絶対転覆防止船『ぼっとん』 時速800キロで走行する『とらんす♪ポッター』なる物まである。 実用物から発展を促す為、単なるデモ用と用途も様々だ。 …最後のヤツは運用実験が成功した時点で排除した。 転移装置が実用段階にまで至った為、小回りのきかない物があっても邪魔なだけだ。 ダンジョンクリスタルの生み出すイロイロを、極限まで使いこなした結果に成せる事を実験したに過ぎない。 …亜音速どころか遷音域まで走行可能だったのはビビッた。 ファンタジー恐るべし、だ。 それと、オレの名誉の為に補足する。 名前込みで全てオレが発案&主導開発した物だが…敢えて言わせて頂こう。 『それでもオレはやってない!』と。 …後ほど詳しく弁明させてもらおう。
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