~1章~ ただの日常風景にしても、オレの苦労が多すぎる

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もう一つ補足すると、頻繁に使われている近代的な乗り物は『さぶへい』ぐらいだ。 ファンタジーな世界をオレが壊したく無い為、世に出すのを止めている。 …乗り物に関する説明は一先ず終了しよう。 関所についても少々語る。 ドミナス界は、それぞれの区街を高くそびえ建つ外壁で囲まれている。 実際は地下なので、建築物を両面に貼り付けただけの土壁に過ぎない。 …何気に高さが332.6mもあるけれど。(この数値の意味、分かるよな?) これは明確なフロア区分を作る事で、その街独特の『ルール』を設ける為だ。 区分を作れば、その中で称号(森の慈愛神)効果(戦闘を任意に制限)を個別設定出来る。 『ただのケンカでもストップ』から『人殺しも何でもゴザれ』まで、ルールも様々だ。 フロアを森にする為に内部に緑が多いというのが、区街唯一の共通事項。 そして、入る前に区街内のルールを確認する場所が関所になる。 …用途がもう一つ。 区街の外壁は高所まで立ち入り可能な箇所があり、一部がガラス張りで大変見晴らしが良い。 カフェ的な飲食店が出店していて、某都市のタワー的なお手軽観光名所になっている。 厳つい外観と裏腹に、おデートなカップル御用達の施設だ。 …非リア充は固く入場を拒否している。(ウーソ。でもテロはヤメテ)
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