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ピチチチチ
「………………。
………ン………んん?
っん~~~ッハァ。夢か。
…何だか懐かしい夢を見た気がする」
何かに呼ばれた気がして、ゆっくりと体を起こしていく。
…どうやら、机に突っ伏して寝ていた様だ。
寝ぼけ眼をショボショボと擦り、机の脇に位置する窓から外を眺める。
…空は青く、雲は白い。
もう何年も、快晴以外の空模様を見ていない。
そして、それはこの先も一生続いていくのだろう。
開放感に満ち満ちた箱庭。
どこまでも続く空に隠れた、無色の鳥籠。
………オレの世界。
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