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「はーい、お待たせしましたー」
出てきたのは、美しい容貌の巫女だった。
「好みだ・・・」
「え?」
「好きです!付き合ってください!」
沈黙
「えぇぇぇぇ!ななな、何を言ってるんですかあなたは!?」
「巫女さん!すごく好みなんです!付き合ってください!」
この時、冷静でいられなかった自分がなぜそんなことを言ったのか永遠の謎だった。
「え?いや、初対面ですよ?なぜそんな付き合ってなんて・・・とりあえず落ち着きましょう。」
「アッハイ」
「すみませんでした・・・」
「やっと落ち着きましたね。じゃあ改めて自己紹介をさせてもらいますね」
そうだ。名前も知らなかったんだ・・・
「私は、この守矢神社で巫女をやってます。東風谷早苗です」
「僕は田中酒造の田中栄太郎です」
「じゃあ瑛太さんって呼ばしてもらいますね」
「本望です!」
「あはは・・・」
やっちまった・・・ぜってー変人と思われてるよ・・・どーすんだよこれ・・・
「瑛太さんって面白い人ですね。喜んだり、急に落ち込んだりして。」
クスっと微笑む姿、やべぇ結婚してぇ。
いやいやいくらなんでも変人すぎるだろ僕・・・
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