魔法が使えない理由

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扉を開けるとアスカがこちらへ近寄ってくる。 「アキトおはよー!」 「おはよー」 「昨日先生に呼ばれてたけど何だったの?」 「ああ。魔法属性を教えてもらったんだよ」 「へー。それでどの属性だったの?」 「光の属性だったよ」 「スゴいじゃん!それで?魔法は使えるようになったの?」 「いやー…。魔法はまだ使えないんだけど」 「そっかー。残念だったね」 ガラガラガラー 「はーい、みんな席につけー!」 「先生来たね。席つこうよ!」 レイガンが教室へ来たのでみんな自分の席に着く。 「じゃあ今日はみんなの力を知りたい。なので一人ずつ呼ぶから呼ばれたら俺についてこい。いいな!」 そう言うと生徒達は一人ずつ呼ばれていく。自分の番が来るまでの間アキトはアスカと話すことにした。 「なぁアスカ」 呼ばれたことでアキトの方へ向くアスカ。 「なに?」 「アスカは光の魔法って見たことあるか?」 「んー…、ないんだよねぇ。光の属性って珍しいから」 「だよなぁ。どんな魔法なんだろ。早く使ってみたいもんだぜ」 そう言うとアキトはため息をもらす。 すると突然アキトの背後から声がする。
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