第2話

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しばらくすると、コーヒーのいい香りが洗面所にまで漂って来た。 いい匂い。 サトシはフワフワした幸せな気持ちでまたリビングに戻ると、テーブルに可愛いケーキとコーヒーが二つ。 その隣にリボンのかかった小さな箱。 「誕生日おめでとう、サトシくん」 夕べ、何故か泊まって行くと言ったしょうくん。 リビングで寝るから気にしないでくれ、と、言ったしょうくん。 色々なことが繋がって、サトシは嬉しくなった。 「ありがとう」 サトシは、しょうの隣にピッタリひっついて座った。 しょうの手が自然にサトシの肩に、回る。 サトシも自然にしょうにもたれかかった。
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