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週明け早々、また忙しい波が襲ってきた。
突然舞い込んできたポスターのプレゼン案件。
担当は、私と長瀬。
一緒に組むコピーライターはユリナちゃんと高井くんだ。
「高井は長瀬と、宮野は羽村と組んで、一案ずつ頼むな」
佐川さんがそう言って、席を立つ。
私たちもそれにならって、打ち合わせスペースから自分のデスクへと戻った。
その途中、ユリナちゃんがそっと私に並んで言う。
「……澪先輩……あの、ご迷惑おかけしたらすみません……」
「え? 何が?」
「その……ユリナ、1人で一案持つの初めてでぇ……」
「ああ、そっか。じゃあデビューだね」
「はいぃ……」
小さくなっていくユリナちゃんの声に、私は苦笑した。
緊張しているのが見てわかる。私が想像している以上に、プレッシャーを感じているのかもしれない。
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