【第13話】仮説と結論、彼女の場合

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  三人で一つのテーブルを囲む打ち合わせスペースは、何だか不思議な空間へと様変わりしている。 この場の空気を一瞬で握った長瀬。 その空気に飲み込まれたユリナちゃん。 長瀬の動向を、ユリナちゃんの様子を、見守る私。 緊迫してはいないものの、小さな緊張が流れているのを肌で感じる。 「……さて」 長瀬が口を開く。 はじまりの、合図だ。 .
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