赤ずきんさん、森の中。

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「待たせちゃってごめんね」 「ええっと…。」 私は大上の持っているものに目を向けた。 「それは…?」 「ん?狼が出てきたときのために」 「本物?」 「うん?本物の銃だけど?」 「うっわぁー、心強ーい」 「へへっ」 大上は嬉しそうに鼻をかいた。 ―――――――その時はまだ、想像もしていなかった。     大上の銃が、私を救うことになるなんて…。
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