2336人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「……あー……、頭痛い……」
翌日。
案の定というか、当然というべきか……私はまだ酒の残った重い頭を抱えて出社した。
ぐったり、机に突っ伏していると、コツン、と頭を小突かれた。
「二日酔いか?」
そう尋ねてきたのはやっぱり長瀬で、私はふう、と溜息を吐いて答えた。
「んー……ちょっと、ね……」
「二日酔いには味噌汁がいいらしーぞ」
「うん……もう飲んできた……」
全然効果なかったけど。
その言葉を飲み込んで、私はまた机に突っ伏す。
.
最初のコメントを投稿しよう!