【第14話】お詫びはお酒と大人のデート?

5/35

2336人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
  「おっ、響のくせに生意気だな。えれえべっぴんさん連れてんじゃねえか」 「べっ……!?」 聞き慣れない『べっぴんさん』という言葉に呆気にとられていると、神谷さんが笑って答える。 「羨ましいだろう、大将。でもあげないよ、彼女は大切な人だから」 「っ!?」 何、言ってるの。 神谷さんの言葉があまりにも衝撃的で、ただ目を見開くことしかできない。 しかしカウンターの男性(大将と呼ばれていたからこの店の店主だろう)は、神谷さんと私を見比べてニヤリと笑った。 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2336人が本棚に入れています
本棚に追加