僕の天使

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居酒屋か、バーか? 僕はどこへ行けばいいのか解らなかった。 そもそも、バーはあまり好きではないから、居酒屋しか行ってないからだ。 しかし、彼女は『居酒屋にしませんか?』と僕に問い掛けてきた。 『いいですよ。』と何気に答えたが、安心した。 居酒屋では、お互い向き合って座った。『何飲みます?私は生ビール。』『あ、僕も。』 その瞬間、彼女とこうやって向き合うのは始めてで、もちろん、こうやって向き合う日が来るとは思わなかった。と、同時に何を話せばいいのかと不安になってきた。 生ビールが運ばれてきた。『乾杯』と彼女が微笑んできた。僕は『乾杯』と微笑んだが、きっと彼女から見れば微笑んではいないだろう・・・
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