第1話 始まりの不安

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数日後 どうやら風邪を引いたらしい。微熱と吐き気がある。 咳も出るから、かなりつらい。 さらに数日 おかしい。吐き気が治まらない。あぁ、きっとこれはそういう事だ。 彼は6歳年上で、誕生日を迎えたから27。彼にしてみれば、適齢期かもしれない。 でも私は20で、まだ自信がない。 どうしよう…いつ、誰に、どうやって相談して良いか分からない。 でもまだ、確定した訳じゃないから…。 そう、ただの私の思い込みかもしれない。 私はこの事を、私の中でそっと蓋をした。どうして良いか分からず、気付かないフリをしたのだった。 しかしそんな甲斐も無く、私の体調は一向に良くならず、バイトも休むことが多くなった。 もう隠しきれない。皆おかしいと思い始めてるはずだ。 私は思い切って、次の休みに、彼に打ち明けることにした。
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