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ニャーゥ
猫の鳴き声とザラッとしたなんとも言えない感触で飛び起きた
ニャー
俺の頭もとにはニャンコが一匹
「起こしてくれたのか」
『いつまでも寝てんじゃないよ。早く学校行きなさい』
「うっ…ハイお母さん」
『お母さんじゃない!お父さんだ!』
猫…お父さんは颯爽と去っていった
時計を見ると10時ジャスト
もうちょっと早く起こしてほしかった
入学式の次の日から遅刻か…
俺はため息をつき、支度を始めた
俺の名前は立花紅タチバナ アカ
昨日高校一年になった
身長は170のよくやる気のなさそうな顔と言われる
そして、さっきのでわかってもらえたかと思うが
俺は何故か猫の言葉がわかる
だからさっきのお父さんみたいに、面倒を見てくれる猫もいたり
世間話をする友達みたいな猫がいたりする
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