第1話~其れは彗星のごとく~

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ニャーゥ 猫の鳴き声とザラッとしたなんとも言えない感触で飛び起きた ニャー 俺の頭もとにはニャンコが一匹 「起こしてくれたのか」 『いつまでも寝てんじゃないよ。早く学校行きなさい』 「うっ…ハイお母さん」 『お母さんじゃない!お父さんだ!』 猫…お父さんは颯爽と去っていった 時計を見ると10時ジャスト もうちょっと早く起こしてほしかった 入学式の次の日から遅刻か… 俺はため息をつき、支度を始めた 俺の名前は立花紅タチバナ アカ 昨日高校一年になった 身長は170のよくやる気のなさそうな顔と言われる そして、さっきのでわかってもらえたかと思うが 俺は何故か猫の言葉がわかる だからさっきのお父さんみたいに、面倒を見てくれる猫もいたり 世間話をする友達みたいな猫がいたりする
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