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紅「お前と寝た覚えはないっ」
スイル「紅の寝顔可愛かったぞ?少し味見させてもらった」
紅「勝手に見るな!味見とはなんだ味見とは!」
何意味ありげに言うんだコイツは
緑がいる前で気色のわるい
スイル「肌…綺麗なんだな」
………
そういえば、俺は起きた時ジャージだった…
昨日は学校だったし、制服のまま倒れたはず
ってことはーーー
紅「っ…!このセクハラが!」
スイル「んだよ。親切といえ」
紅「親切だと!?折角だが有り難迷惑だっ」
俺は緑の背後に身を隠しながら睨み付けてやった
緑「…紅」
紅「ッハ緑、またコイツに攻撃しようとか思うなよ?お前の体が心配だ」
緑が彗を見る目つきでハッとする
明らかに殺気だっていたからだ
緑「うん、紅も今度から気をつけてね」
紅「分かった」
晴「仲が良いのは宜しいが、時間は平気なのか?」
乙改め晴が言った言葉で、俺達は学校に向かい走り出す
腕時計の針は、あと三分でチャイムがなる時刻を指していた
紅「はぁはぁっ…間に合っ、た」
息が上がりきり、机に突っ伏す
そんな俺とは逆に
緑「そんなに疲れた?」
息一つ乱さない緑
これが体育10段階で3の宿命か
凄く自分が情けなく思える
春とはいえ、夏に近い今は走れば暑くなる
学ランのボタンをいくつか外し空気を入れる
スイル「…だらしないだろ」
彗に視線を外しながらボタンを直されてしまった
紅「少しくらいいいだろうっ?」
スイル「なら俺が冷やしてやる」
彗は手を伸ばし俺の頬を包み込んできた
すぐさま振り払おうとしたが…
紅「冷たい…」
彗の手は冷えていて、俺の体温もお陰で下がってきた
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