第2話~ブックアドベンチャー~

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昼休みーー 晴「行くぞ」 俺と緑の前に立ち、晴が堂々と告げる 緑「どこに?」 晴「ついて来い」 緑「えっ、ちょっ…」 晴は緑の腕を引っ張り、歩き出す 紅「緑も大変だな」 さて、俺は昼飯にしようか そう思い立ち上がると スイル「お前もに決まってんだろ」 呆れ顔で彗に言われた ってことで今の場所は図書室 緑「そんなに怒ってどうしたの?」 紅「…いや、怒っていない」 俺は飯を食う そう言って断ると、彗に 『断るならここでキスするぞ』と脅されたんだ そしてまたもや昼飯を食わずに連れてこられたんだが 腹が減ったのもあって、とても今俺は機嫌が悪い 紅「で、ここで何をするんだ?」 晴「三人目の仲間に会う」 三人目の仲間? スイル「おっ来たぜ。丙!」 彗の見る方をみると、見慣れない男と… 紅「げっ」 緑「うわ…」 変態部の部長…確か草村蒼だったか 蒼「おや、麗しの君と…不良君じゃないか」 スイル「なんだ、そっちも知り合いだったのか?」 紅「ちょっと、な…」 俺は蒼から距離をとっておくことにした スイル「丙、自己紹介しろ」 丙「うん。初めまして、僕は來ライ。よろしく!」 俺より小さく、人懐っこそうな奴だった 紅「紅だ。よろしく」 緑「緑だよ」 來「わぁ2人ともかっこいいなぁ」 チワワのような目で見上げられる そんなにキラキラされたら眩しいだろ、というくらいキラキラと…
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