終焉と始まり

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「あれ?怒らないの?」 神は不思議そうに言った 「怒る意味がないからな」 「何故?」 「俺は、小さい頃に両親を亡くしてるし、友達もいないから悲しむ奴がいないからな」 そう俺はいつでも、一人きりだった 「ふ~ん。君は転生したいかい?」 「転生?生き返ることか?」 「生き返る…まぁそんな感じかな。だけど」 「だけど?」 「君がいた世界、つまり地球以外の世界になる」 違う世界 つまり 異世界のことだろう 「異世界か?」 「そう、異世界だ」 異世界 まだ見ぬ世界 まだ知らぬ世界 異世界か 良いじゃないか 「俺、異世界に転生するよ」 正直、説明聞いてなかったから適当に言ったけど 異世界って平和だよね?
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