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―――同い年の、幼なじみ。
それが、アイツ―――雨宮 陽子と、オレ―――天城 空との関係だった。
家は隣同士で。
同じ学校で、クラスも一緒。
気が付けば、そばにいる
笑顔で、そばにいる。
それが、陽子だった。
……流石にトイ…ゲフンゲフン、そういった時は別だったが。
それでも、「べったり」というのがぴったりなくらいにオレにくっついてきていた。
だから、互いの親からは生暖かい眼差しで見られ、周りからもからかわれ放題。
それが、オレの日常。
雨の日でも。
曇りの日でも。
まるで、毎日が晴れの日のように。
心地よくて、変わることのない日常。
そう、ずっと思っていた……。
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