プロローグ

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「ち、こんなしょうもない依頼受けんなよレイ。」 「そんなこと言わないでよカイ。確かにワイバーンは弱いけど数が多いんだから仕方ないでしょ。」 機嫌の悪い黒髪の男はカイ。 見た目小学生にしか見えないがカイを宥めているのがレイ。 二人は同じギルドで育った兄弟で共に16歳だ。 今日はギルドの依頼できているのだがカイは不満爆発中だ。 「たかだかBランクのワイバーンだろ?そんなもん100いても雑魚の集まりじゃねえか。」 「じゃあさっさと終わらして帰ろうよ。」 「言われなくてもそうする。『消滅の波長』」 カイが右手をワイバーン達に翳し魔法名を口にしただけで空中にいた100のワイバーンは黒い塵となった。
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