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「陽さん。」
真剣な顔で名前を呼ばれる。
「ハイ。」
え、何。
俺何かしたか?
「何で俺には見せてくれなかったんですか!!!」
嫌な予感がする。
「……何を。」
「メイド服!」
直樹か……
直樹が教えたな?
あいつは今度死刑だな。
「嫌だよ恥ずかしい。」
「直樹さんだけズルい…」
急にしょんぼりする結斗。
そんなに俺のメイド服が見たいか?
普通の俺じゃ満足出来ないってか?
それはちょっとムカつくな。
「…お前が自分で着てろ。」
そう言い残し、ロッカールームを後にする。
絶対文化祭も呼んでやんねぇ。
どうせメイド服の俺にしか興味ねぇんだろ?
だったら来たって意味ないからな。
なんて、勝手に不貞腐れる俺。
……子供かよ。
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