嫉妬

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------------------------ 「陽さん。」 真剣な顔で名前を呼ばれる。 「ハイ。」 え、何。 俺何かしたか? 「何で俺には見せてくれなかったんですか!!!」 嫌な予感がする。 「……何を。」 「メイド服!」 直樹か…… 直樹が教えたな? あいつは今度死刑だな。 「嫌だよ恥ずかしい。」 「直樹さんだけズルい…」 急にしょんぼりする結斗。 そんなに俺のメイド服が見たいか? 普通の俺じゃ満足出来ないってか? それはちょっとムカつくな。 「…お前が自分で着てろ。」 そう言い残し、ロッカールームを後にする。 絶対文化祭も呼んでやんねぇ。 どうせメイド服の俺にしか興味ねぇんだろ? だったら来たって意味ないからな。 なんて、勝手に不貞腐れる俺。 ……子供かよ。
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