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大学に入学し、あっという間に夏休みに入った。
「お前さ、毎日毎日…暇人なの?」
ベッドに横になりゲームしてる俺にそう言うのは、このベッドの持ち主でもある幼馴染みの直樹。
大学は夏休みの宿題という恐ろしい敵がいないからかなり楽だ。
更に部活に入ってない俺は、毎日暇で仕方なかった。
「見たらわかるだろ。正真正銘暇人だよ。」
「くっそ…ぶんなぐりてぇ。」
そう言って拳を握る直樹の顔はまるで鬼の形相だった。
だって仕方ないじゃん!
俺んちから徒歩10秒で向かい側にある直樹んちに着くんだから来るに決まってんだろ!
こんな最高な暇潰し場所はないぜ!
なんて言ったらきっと右ストレートが俺の顔面に飛んでくるんだろうな。
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