始まり

11/43
1250人が本棚に入れています
本棚に追加
/203ページ
----結斗side---- よろしくな。 そういって向けてくれた笑顔がとても愛しく思えた。 かわいい人だなー 背は…低い方かな? 髪の毛は茶髪でサラサラで少し長め。 目はパッチリ二重で少し茶色い瞳。 しばらく観察してると陽さんが不安そうな顔で呟いた。 「なんか顔についてるか?」 あははっ 「いや、ちょっと陽さんに見とれてて。」 冗談混じりでからかうようにそう言うと、 今度は戸惑った顔で、なにいってんだよ。って顔赤くしてた。 ほんと、かわいい人だ。 うん。ほんとかわいい。 俺はもうこの時から陽さんに恋してたんだろうな。 それを自覚するのは遅くはなかった。
/203ページ

最初のコメントを投稿しよう!