デート

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---------------------------- 映画を見終わり、近くのショッピングセンターに移動している俺ら。 「映画良かったですね!」 俺の隣で笑顔を振り撒く結斗。 「そうだな。」 「また行きましょうね!」 「おう。」 軽い返事で適当に会話を流す俺。 正直俺は、公共のトイレでキスをしたことに軽いショックを受けていた。 さすがにあれはやばかったな。 運良く誰もトイレに入ってこなかったから良かったものの、もう少し常識ある行動を取るべきだった。 でも、そんな俺の常識的な思考が停止するくらいに結斗は俺を惑わせる。 こいつとならどこでだってキスしてしまいそうで怖い。 俺はもう相当結斗に翻弄されている。 自分が思っている以上に。 「陽さんもしかしてまだ怒ってます?」 結斗の顔を見る限り、さっきとは違い心配しているみたいだ。
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