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映画を見終わり、近くのショッピングセンターに移動している俺ら。
「映画良かったですね!」
俺の隣で笑顔を振り撒く結斗。
「そうだな。」
「また行きましょうね!」
「おう。」
軽い返事で適当に会話を流す俺。
正直俺は、公共のトイレでキスをしたことに軽いショックを受けていた。
さすがにあれはやばかったな。
運良く誰もトイレに入ってこなかったから良かったものの、もう少し常識ある行動を取るべきだった。
でも、そんな俺の常識的な思考が停止するくらいに結斗は俺を惑わせる。
こいつとならどこでだってキスしてしまいそうで怖い。
俺はもう相当結斗に翻弄されている。
自分が思っている以上に。
「陽さんもしかしてまだ怒ってます?」
結斗の顔を見る限り、さっきとは違い心配しているみたいだ。
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