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「えっと、俺の名前は不可野 幸子って言います。幸せの子って書いて幸子って読みます。特技は……特にないです。以上です」
「はや」
「よろしくお願いしますね。不可野さん」
「…………」
俺は隣を首を横に向けて隣を見た
「ええっと、次は僕の番でしゅね……………」
「「「…………」」」
(えっと、もしかして噛んだ?)
(噛んだね。それもおもいっきり、それよりも紅茶飲みたい)
(あぁ、私の配慮が至らなかったばっかりに)
青はそっと、立ち上がり奥のドアを掴んで開けた。そして、走り去ってしまった
「えっと、彼の名前は青って言います。彼は二重人格者で彼のもうひとつの人格の名前は赤って言ってますね。赤さんは器用多彩で青さんの保護者みたいな感じです。青さんは人付き合いが苦手みたいなので、まぁ、気を付けてください」
「青を泣かせると、赤に殺されるから注意だよ。それはそれで面白そうだけど」
「へ、へぇ」
(まともな人がいない気がする)
俺は微妙な雰囲気を苦笑いで乗りきった
青視点
青は自分のベットの上で膝を抱えていた
あぁ!怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
(人の目が怖い、孤独が怖い、嫌われるのが怖い!)
(あぁ、噛んでしまった。一生、僕は除け者にされるだ。だけど、僕は悪くないんだ!僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない僕は悪くない!!悪いのは全部赤だぁ!!)
(赤!!居るんだろ!!返事をしろよ!!)
《呼びましたか?》
(呼んだよ!!お前のせいで僕は!!また一人になるじゃないか!!なんとかしろよ!!)
《…………わかりました。なんとかします。だから、ゆっくりと休んでいてください》
(そうか。愛してるよ赤ぁ)
《私もですよ。青》
青いや赤はゆっくりとベットの上から降りた
(青……貴方はけっして傷付けさせない。貴方の敵はすべて殺す。それが貴方をそんな風にしてしまった。私の償いだから、そして、愛しているから)
赤は、心を決めて部屋を出た
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