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幸子視点
「そう言えば………借金取りの人達はどうしたんですか?」
俺は、いまの今まで忘れていた人達を思い出した
「あぁ、彼等は生きてるよ。ついでに君はもう追われることはなくなったよ」
「え?なんでですか」
俺の問にウィッチは横に指差して
「このお人好しが君の借金の利子付きで3億をキャッシュで払ったからだよ」
「なん…だと!?ルートさん。ありがとうございます!!!」
俺は、光の速度でルートさんに土下座をした
「やめてください。たった3億程度ですから。それに私は誰かの役に立てれば良いだけですから」
ルートさんは土下座をしてる俺を立たせてから頭を撫でてくれた
「だから、これから頑張ってください」
「ありがとうございます!!!!この御恩は決して忘れません!!」
「いや、だったらすぐに返せば」
「え?」
ウィッチは俺に茶を飲みながら呟いた
「簡単だよ。ここ最近に辞めたゴミが居るからそのゴミの代わりをしなよ。空いてるから良いだろう店長?」
「確かに空いては居ますが…流石に迷惑がかかるのでは?それにやりたいことだってあるでしょうに」
「まぁ、本人の自由意思だけどね。それに早く埋めてくれないと僕と青が…いや赤が駆り出されるから嫌なんだけど」
幸子は、ゆっくりと手をあげて
「あのー 仕事内容はなんでしょうか」
「仕事内容ですか?」
ルートはテーブルの下に付いてる本棚から分厚い本を取り出した。表紙には仕事分担帳と書いてある
「えっと」
ルートは、パラパラとページを捲りあるものを探した
「あぁ、ありました。えっと、余っている仕事は……買い取りと後は……接客中のお茶汲みですね」
「あの、買い取りと言うのは、具体的には何を買うんですか?」
「それは、曰く付きな物です。例えば…不幸を呼ぶ壺とか死を呼ぶネックレスとかですかね」
「えっと、危険性は……」
「品物からはおそらくないかと」
「そうなんですか……」
(命を取るか、金を取るかだな。さて、どちらにするか……)
「ついでに、正社員だと、月に50万が貰えるよ。感謝費って言ってね。それだと、月に30万から500万位かな?それぐらい貰うよ」
俺は、その言葉を聞いた瞬間、口を開いた
「やります!!」
「えっと、良いんですか?」
「構いません!!例え地の中、水の中です!!よろしくお願いします!!」
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