廃屋 1

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これはある男女5人の話です。 その廃屋では子育てに困った一人の女性がまだ幼稚園くらいの男の子を殺し自らも命を断った。 その女性と男の子の霊が出ると言うのだ。 そこで、それをおもしろ半分で見に行こうと言うことになり、 某国立大学の仲良し5人組が霊が出るという噂の廃屋へと足を運んだ。 その廃屋がある場所と言えばいかにも霊が出ます。といったような場所で、廃屋はボロボロ、周りは草がいっぱい茂っていて、大通りとは少し離れた場所にあったのだ。 A男「うっひょ~!マジで出るんじゃないの?」 B子「え~・・・この中入らないとダメなの?」 C子「怖いよー・・・」 D男「大丈夫、俺が居るし」 E男「廃屋に行くのにイチャコラするなよ~」 個人個人思い思いの言葉を交わし中へと足を運んだ。 中は生活感丸出しのままで綺麗に残って居た。 A男「うっわ~気持ち悪ッ」 B子「まだ人が住んでるのかな?」 とな何とか口々に楽しみながら先へ、先へと進んで行く。 進んで行ったら二階へと行く階段の横に三段ほどの階段がありその奥には子供一人がやっと入れるかくらい空間に窓が一つだけポツンとあった。 C子「この窓意味あるのかな?」 A男「あるからあるんだろ?」 D男「そうか?」 E男「階段もいらないよな絶対」 B子「ま、いいんじゃない?二階いこー」 B子のかけ声とともに5人は階段を上がった。 二階にはごく普通の寝室で、ごく普通の部屋だった。 C子とD男は飽きてきたので先に車に乗っておくとだけ告げ、下におりた。 すると、階段の隣のあの変な空間の窓の方に男の子が座ってこちらを見ていた。 C子は子供好きなので、すぐに声をかけた。 C子「どうしたの?ここで何をしているの?」
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