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何時間経ったのでしょう。 シーンと静まり返ったはずの部屋に
ペタ…ペタ…ペタ…
と誰かの足音が聞こえました。
(あれ?誰か入ってきた?)
私は父か母だと思い寝た降りをしていました。 でも、 よくよく考えていたらドアが開くような音は聞こえてないし、 普通なら父も母も寝入ってる時間だろう。
(じゃあ、誰…)
妹や弟も居るが、こんな時間に起きれるような年では無い。 変な汗が額からジワッとしみでていて、妙な恐怖感を覚えた。その謎の人物はヒタ…ヒタ…ヒタ…と私の足元とから次第に一歩ずつ近寄ってくる。
(怖い…)
ギュッと目を固くつぶり謎の人物が消えるのをひたすら待った。 少しずつ、少しずつ近寄る謎の人物。 数分したら、足音は消え、また静まり返った部屋に戻った…がほっとしたしその時…
ドタドタドタドタドタドタ
急に謎の人物は私の布団の周りを走り始めたのだ。でも、その謎の人物は一人ではなく3、4名の人数が私の周りを走っていた。あまりの恐怖に身体は固まり、手は震え必死に目を瞑っとくしか選択肢はありませんでした。
(はやく…終わって…怖い…)
そう願いながら、布団を握りしめていたら、 ピタッと足音が止んだのです。
(終わった…?)
と思った瞬間、耳元から
【ウーウーウーウーウーウー】
数人の男性の声でした。 私はあまりの怖さに気絶し、目が覚めると朝でした。
そんな事があってから私は、あまり怖い話や、ホラー 映画といったものを見なくなりました。 こんな怖い体験は初めてで、もうこんなに怖い体験は二度としたくないと思いました。 でも、あの男性達は何を私に訴えていたのかな?と今だに疑問に思うことはあります。
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