3人が本棚に入れています
本棚に追加
また私、宮野雪南の話です。
この日は朝でした。足音事件から約3~4ヶ月経ったくらいの出来事でした。 あの足音の事を私のお母さん達に言ったら御守りをくれました。
それから、その御守りを枕まもとに置いて寝た結果、あんな現象はもう起こりませんでしたが…この日は違いました。
この日はまた、いつものように起きてゴロゴロ寝ころぎながら、携帯をいじっていました。 YouTubeを見たり、画像を取ったりしていたら、次第に睡魔が襲ってきて目をシバシバしていたら、急に耳なりが鳴り、イヤな予感がしました。 私はとっさに目を堅く瞑り、耳なりが止むのを待ちましたが、
(部屋の中に誰か居る…)
部屋には私以外誰も居ないはずなのに、ほかの誰かの存在が生々しくありました。怖さで身体中に冷や汗をかき、ギュッと目を瞑っていると 急に体が動かなくなったのです。これが人生初の金縛りでした。
(金縛り…?)
身動きも声も出せず、恐怖は高まるばかり、 焦り、恐怖、金縛りといった最悪な状況で追い討ちでもかけるかのようにソイツは動いたのです。 ソイツは私の体の上に腕を通して、抱き締めるかのように私に覆い被さってきたのです。
最初のコメントを投稿しよう!