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思いっきり全力で校門を出て、
体力のない私は息を切らしてゆっくりと歩き始めた
「おいっ!」
急に腕を捕まれて、
その腕の先を見た
「…………っ」
少しだけ息を切らした隆太が目の前に立っていて、
物凄い形相で私を睨みつけていた
「離してよっ」
力任せに腕をふりほどこうとしたけど、
全然ピクリとも動かない
「痛いよっ!痛いってばっ!!」
そう言ってやっと腕の力が弱まった
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