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「ふぁ~あ…」
その後はしばらく言葉を交わさないまま過ごした。それぞれ読書とゲームに夢中になりながら。
「……お腹空いてきちゃったぁ」
「お昼はどうしたの? 何か食べたの?」
「ん~と、ポップコーンとラスクとゼリーかな」
「え? それだけ?」
「あれ? 少ないですかね?」
1時間近くが経過した頃に状況が変化する。来客が体調異変の不満を漏らし始めた。
「ラ、ラーメンなら作れるけど?」
「ん~、でも今食べちゃうと晩御飯が入らなくなっちゃうし」
「あ、そっか」
「あと知らない人から食べ物を貰うなってお母さんにも言われてるから」
「知らない人ねぇ…」
いくらご近所さんとはいえ彼女の両親から見たら自分は他人も同然。勝手に食料を与えるのは様々な理由でマズいらしい。
「雅人くんはいつもお母さんにご飯作ってもらってるの?」
「そだね。あとは妹が用意してくれたり」
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