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新人いびり
助手「ハカセって、お姉さんが居たんですか。びっくりしたじゃ無いですか。いやだなーもう」
ハカセ「勝手に人の家族を増やすな。私は一人っ子だ」
助手「じゃ、親戚?めっちゃ似てるけど」
ハカセ「家族とも久しく会ってないなぁ・・・2年くらいだったかな?」
助手「さらりと暗いこと言わんといて下さい」
ハカセ「ちなみに、これは生後三時間」
ハカセ(?)「えと・・・」
助手「はははは。いくらハカセと言っても、三時間で自分そっくりの生命を生み出すなんて無理でしょ?」
ハカセ「私を誰だと思ってるんだ助手?マッド・サイエンティスト事、葉加瀬狂子。不可能を可能にする科学者だぞ?」
ハカセ(?)「あ、あの・・・」
助手「じゃ、じゃあ、どうやって作ったんですか?クローンを作るにはそれなりの機材が必要らしいですけど、ここにあるのはそこらの理科室と大して変わりませんよ」
ハカセ「ッチッチッチ。そんな事だからいつまでも経っても助手なのだよワトソン君」
助手「助手歴3日ですけどね」
ハカセ(?)「き、聞こえてますか・・・?」
ハカセ「これだ」
助手「・・・赤紫の液た────いや、スライム?試験管を逆さまにしても落ちて来ないんです
けど?どやって飲むのこれ?」
助手「って、飲んだだけでクローン何て出来る訳ないじゃん!」
ハカセ「愚かだな。固定概念を捨てるのだ」
助手「いや、何言っちゃってるの?」
ハカセ「元気があれば何でも出来る」
助手「ハカセに元気ってありましたっけ?基本、根暗喋りでしょ?」
ハカセ(?)「あれ?私っていない?見えてない?」
ハカセ「根暗だとー。怒ったぞー」
助手「見事なほどの棒読み、ありがとうございます」
ハカセ「で、なぜお前は涙目なんだ」
ハカセ(?)「あぅ~・・・」
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