第11話

2/30
前へ
/30ページ
次へ
悪魔の妹に会った翌日――。 僕は朝からノアが現れるのが待ち遠しくて仕方なかった。 こんなにも誰かを待ちわびたことなんて 今までなかっただろう。 そして放課後。 いつもどおり。 「来たよ」 甘くて尊大な 「センセ――」 野心家の声がする。 立ち上がって身構える僕を気にも止めず 「で――どうだった?マリアに会ったんでしょう?」 ノアは涼しい顔して部屋に入ると 静かに扉を閉ざした。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加