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悪魔の妹に会った翌日――。
僕は朝からノアが現れるのが待ち遠しくて仕方なかった。
こんなにも誰かを待ちわびたことなんて
今までなかっただろう。
そして放課後。
いつもどおり。
「来たよ」
甘くて尊大な
「センセ――」
野心家の声がする。
立ち上がって身構える僕を気にも止めず
「で――どうだった?マリアに会ったんでしょう?」
ノアは涼しい顔して部屋に入ると
静かに扉を閉ざした。
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