第11話
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ノアは残酷な所業を働く事で 悪魔に魂を売った妹に罪滅ぼしをしていた――。 「何も悪くない?僕が――?」 幼い声。 ガラス玉のような瞳は闇を宿したまま 僕を見上げる。 「変だな、先生って意外と現実が見えるタイプだと思っていたのに」 「ノア――?」 冗談めかして 腕の中でノアは笑った。
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