第1話 お出かけ執事!!

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「ウル!!大丈夫か!?(まだキレてないか!?」 「リリル様!おっせーですよ!」 副音声何とかしてよね というかあいつらウルに何ベタベタさわってんの?あんなキタナイ手で?殺していいよね?いいよね? 「すまんな。遅くなった」 「とりあえず…時間稼ぎは成功したよね?」 「ああ。ありがとう」 て、事はギルドにも連絡済みか。 ふふっ…良かったぁ… でも、リリル様が来てくれてなかったら今頃…… あの男が男として機能しなくなるところでしたな♪ 危ない危ない♪ ……おっと…少しウルに引き摺られた。 「何であの女が此処にいる!!ちゃんと縛ったのか!?」 「は、はい!女は絶対に通れない結界も張っておきました!!」 何その結界!?笑える!! 「あ、あははは!残念!俺男」 「「な、にぃぃぃぃぃぃ!!」」 オッサン達が声を揃えて驚いた。 あはは…ボクも初めて聞いた時驚いたよ。 「ウルいけるか?」 「勿論」 時間稼ぎとはいえ、ウルにベタベタさわっりやがって黙っちゃいられないからね。 「契約により主に力を貸そう。主の名を、我の真名を…」 「我が名はアヴィス。ウルティア。我に力を…起動」 「了解」 ボクの体が光の粒子になり、すぐに再構築を始めた。 ほんの一瞬の光が治まるとリリル様…我が主アヴィス様の手に収まっていた。 黒と白の十字の持ち手ついた双剣の形で。 何で双剣なのか何時も分からないんだよね…あ、ウルとボクかな?
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