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「ここの掃除頼めるか?」
「勿論です!!おいで魔武器ソウルサウンド。
奏でるは『靈ノ旋律 第1番弔いの鎮魂歌ーレクイエムー』」
フルートに酷似した魔武器。それがウルの魔武器
ウルが吹き始めると清んだ音色が辺りに反響して響き渡る
やがて赤く悲惨な景色は全て光の粒子になり天に消えていった。
「お掃除かんりょーです!」
びしっと敬礼したウルに何も言えない。可愛いしか。
「じゃあ…帰るか…」
「はい!リリル様!」
…俺は、ウルの殺戮狂を認めない。これが無ければウルは…ウル達は…
ちらっと鼻歌を歌いながら歩いているウルを見る。
こんなんでも…冥界の武器…か……
でも…
「ウルはウルだ」
「ふぇ?はいそうですが?」
声に出しちゃったのか…はずかし…
「帰るか…」
「はい!あ、待ってくださいよー」
俺は誤魔化す為に走り出した。
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