354人が本棚に入れています
本棚に追加
こんにちは!!僕、見習い執事のウルです!!
この屋敷に仕えて2、3年は経つんですけど未だに見習いなんです…
その訳は…
ボーンボーン
お屋敷にある時計がなりました。
あ!大変です!!リリル様を起こしに行く時間です!
リリル様は僕のご主人様で、リリル様を起こすのは僕の仕事です。
走ってリリル様の部屋へ向かいます。
「急がなきゃ…急がなkうわぁ!」
いたた…転んでしまいました…
リリル様の部屋の近くで転んでしまいました。
……今回は何も割ってないよですよね?
急いで起き上がって周りを見回します。
壊れてる物は…なし!花瓶も無事です!
「よかったぁ…」
毎回転ぶ度に何かを割っちゃうんですよね…
……違います…違うんです…僕が悪いんじゃないんです…物が多いこのお屋敷が悪いんです…
あ…リリル様!!起こしにいかないと!
つるッ!ガッシャーン!
僕にはリリル様を起こす仕事がある!と急いで起き上がって走り出そうとしました。そう、したんです。見事に転びました。
…あは…はは……しかもあの音…もしかして…やっちゃいました?
サーッと顔が白くなります。
ガチャ
「お早うウル。花瓶は何時もの事だから気にしなくていいわ。それよりも今日もどじっ子萌えるわ。ありがとう可愛いわよ」
花瓶が割れる音で起きたのかリリル様が部屋から出てきました。
花瓶を割るのは何時もの事って…
「おはようございます、リリル様。
ちょっと僕、リリル様が何言ってるか分からないので今から勉強してきますね!」
昔、誰かに分からない言葉があったら辞書を引きなさいと言われたので!
調べる言葉はどじっ子と萌えです。
「いいの、気にしないで。分かる人なんて限られてるわ」
限られてるの中にリリル様が入るなんて…やっぱりリリル様は凄い!
最初のコメントを投稿しよう!